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明るく楽しく働くためのIDEA-MAGAZINE

やまとなでしこへの道/美しい人は美しく話す

なんだかしっくりこない。きちんと伝わっているかな・・・?
相手に何か伝える時、プレゼンテーション、心を込めたい電話やメール・・・
自分が思っているような反応が返ってこない時、こんなふうに思っていました。

わたしたちは日ごろ色々な言葉を使って過ごしています。

単に便利である、流行っているからという理由ではなく、一人の大人として、相手に与える印象やニュアンスを大切に言葉選びをしたいものです。

そして今、巷で注目を集めているのが「大和言葉」。
大和言葉とは、太古の昔にわたしたちの先祖が創り出した日本固有の言葉です。

日本語の単語には三種類あり、残り二つは漢語外来語
漢語は中国語から取り入れた言葉で、漢字を音読みで発音するもの。
外来語は中国以外から来た言葉で、多くはカタカナ語です。大和言葉を含めたこの三種類を駆使して、わたしたちはコミュニケーションをはかっています。

どうして今、大和言葉なのか―?

情報過多のせいか時の流れが早く感じられ、気付くとどこかに流されてしまいそうな不安の中、
自分たちの由来や根本を振り返る意識が働くからかもしれません。

わたしたち日本人が昔から大切にしてきた価値観や美意識を、
見直し取り入れたいという心の動きは、
こうした言葉の世界だけではなく、ファッションや音楽、ライフスタイルにも多く見られます
(これも「服選び」や「暮らし方」などと言い換えると空気感が変わりますね)。

それではここで、お仕事シーンでも使える最近のお気に入りたちをご紹介します。

■「折り合う」
相手との交渉や調整事などの場面で、「妥協する」ではなく折り合うといえば、
大人な対応でその場が円く収まったことが伝わります。

■「鑑みて」
参考にする、参照するという意味ですが、「昨年までの実績に鑑みて・・・」などと使うと、
締まった印象になります。

■「お心にかけていただく」
毎日会うような人からたまに連絡するような人まで、幅広く使える感謝の言葉です。
「お世話になって・・・」や「お引き立ていただき・・・」よりも和と親しみの雰囲気が増す気がします。

普段何気なく使っている言葉たち。

少し立ち止まってみるだけで、知的で優雅、どこか小粋な雰囲気を漂わせることができます。
そんな素敵な空気をまとった、魅力ある大人になりたいものです。

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