発信力の鍛え方

こんにちは。
毎年「1年が過ぎるなんてあっという間だね」などと言ってはおりますが
誰しもが、なんでこんなに1年が早かったの?というくらいの歳は今まで無かったのではないでしょうか?
そんな2020年、令和初期。
海外のロックダウンとは異なりますが、自粛を要請された期間があり、感染症予防の観点から、今もなお出来る限り外部との接点を少なくする事が習慣と化しています。
そんなこんなで「おうち時間」などといった言葉も生まれ、自宅から出ないで過ごす日々を続けられた方も多くいました。他者と接点を持たない、避ける事は自分からのリアルな発信も、他者からの声を受信する機会も減り、それを補っていたのが、TwitterやInstagramのようなコミュニケーションツール、ビジネスシーンではZOOMやTeamsのようなオンライン会議システムでした。
しかし、リアルに隣にいたら「あのさ、これって、、」と話しかけられる事は出来ても、チャットツールや会議システムではそれがスムーズに出来ていたかは疑問なところがあります。
取引先のとあるプロジェクトチームの一員の20代エンジニアAくん、PJに参画して3ヶ月経ちましたが、メンバー全員が知っているドキュメントの格納場所を知らなかった事が発覚しました。
ちなみにこのPJはほぼテレワークで対面で打ち合わせることはほとんどありませんでした。
メンバーは口々に「いやAくんは知っていると思っていた」「え?知らなかったの。だってこの前知ってるから大丈夫みたいな反応だったよ」と言っています。このドキュメントはこのPJメンバー全員が共有している共通認識をまとめたようなもの。
これを知らないのは仕事を進めて行く上で致命的。
先輩エンジニアが改めて、「なんで早く聞かなかったの?仕事の進め方が想像以上に遅いとは感じていたけど」と聞くと、「3ヶ月も経って今更聞けなかった、、」Aくん。
若いからコミュニケーションツールに慣れているとは限らないようです。
このAくん、発信力が足りない典型例です。
一言、わかんないから誰か教えて!って言えば良かったものの、知らないことを「恥ずかしい」「こんなことも知らないって思われる」と感じてしまい、誰か助けて、誰か教えて!と言えなかったのですね。
知らないことを恥ずかしいと思う羞恥心、ツールの使い方がいまいちわからないなど使うべきテクノロジーに対する知識不足や、どういった言い回しであれば自分の思いを伝えられるのかという表現力に対する不安が発信力を押さえつけてしまいます。
人と違うことを恥ずかしがらず発言してみて、表現を間違えたら訂正してトライアンドエラーを反復する事で発信したいことが伝わる確度は高くなります。
ときには誤解から大炎上を起こすことも。。まあ、それも勉強ですね。
その手法自体はリアルなコミュニケーションでもツールを介するものでも大きくは変わらない気がします。
さて、年越しの準備にでも入りましょうか。