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明るく楽しく働くためのIDEA-MAGAZINE

違う、そうじゃない

皆さま、こんにちは。
プロバンクのお局コーディネーターこと岸波です。
残暑お見舞い申し上げます。

今年の夏は、特別な夏・・・。

誰かがそのように表現した今年の夏、私が個人的に注目したのは
男性育休の義務化です。
以前からそういう議論はありましたが、今年7月に『選択する未来2.0』という有識者懇談会(いつも思うんですが“有識者”ってどんな基準で選ばれるんですかね笑)の中間報告書で提案されたことでクローズアップされたようです。

https://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/future2/chuukan.pdf
(PDFが開きます。男性育休の義務化については22ページあたりです)

個人的な感想は、「違う、そうじゃない(by鈴木雅之)」

もしも今回の提案が「男性の(子育てや家庭活動に対する)意識や働き方を変える」ことが狙いだとしたら、必要なのは制度の義務化だけではないと思うのです。

積極的な育児や家事への参加を求められた人が言いがちなことナンバーワンは、恐らく「いやだってオレよく分かんないし。言ってくれたらやるよ」ではないでしょうか。
このセリフに対して言いたいことは山ほどありますが、今はひとまず置いといて。

この「よく知らない・分からないことには積極的になれない」というのは、家事や育児だけでなく、世の中のありとあらゆることに対して言えるのではないでしょうか。
そしてその裏側には、「失敗したくない」とか「できなかったらどうしよう」のような保守があると思います。
まずは、この意識を薄めていく。制度とともに、そんなポジティブキャンペーンが必要なのではないかと思うのです。

折しも世の中はいま、強制的に変化しています。できようができまいが、やる。何かを変えてもはじめてもやめても、誰もそれを「違う、そうじゃない」と決めつけることはできないし、何が失敗かも分からないからトライアンドエラーでいいじゃない。
そんな寛容さが根付く社会を、それこそみんなで協力して作れたら。そんなことを考えた夏なのでした。

まだまだ暑い日が続きそうです。
皆さま、引き続きどうぞ自愛してお過ごしください。

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