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明るく楽しく働くためのIDEA-MAGAZINE

お手軽の功罪

みなさま、こんにちは。
ステイホームのお陰か、今年の夏はほぼ日焼けしなかったコーディネーター:手倉森です。

在宅勤務が増えたこと&あまり外に出なかったこともあり、日々のメイクは専らCCクリーム1本で済ませるようになりました。BBクリームとかCCクリームって、お手軽で便利ですよね。

お手軽といえば。
1本の映画を10分前後に編集・解説する『ファスト動画』が少し前に問題となりましたが、最近『書籍の図解化』が物議をかもしているらしい、と小耳に挟みました。有名書籍の内容を図で紹介するというもの。
例えばTwitterなら1つのツイートに掲載できる画像は4枚まで=画像4枚で読みたい本の内容がわかる!というわけです。

著作権とは・・・?と思わず首を傾げてしまったのですが、万単位のフォロワーを抱えるアカウントもあるのだとか。

そういえば、少し前に読んだ本の中に“忙しいビジネスパーソン向けに書籍の要点を3000字のダイジェスト版にしてお届けします!”というサービスの話が書かれていたのを思い出しました。仮にビジネス本のなかで紹介されているノウハウだったとしても、その背景や経緯を理解したうえで実践する方が効果的なのではないかしら。3000字や画像4枚は所詮、付け焼き刃にしかならないんじゃないかな・・・考えすぎなのかな・・・。

ファスト映画に関しては、天野千尋さんという映画監督さんが“時間がかかる「体験」よりも「情報」を求めるようになっているのでは”という主旨のお話をなさっていました。同じ時間を消費するのならば、少しでも「得」になる方を選びたいということでしょうか。

仕事や日常生活のなかでコストパフォーマンス/タイムパフォーマンスを上げた方がよい場面は確かにありますし、それを追い求めることは決して悪いことではないのですが。
もし余暇も「時短」「効率重視」で過ごすのだとしたら。昭和生まれの身としては、なんだかモヤモヤしてしまいます。

そんなことを考えていたら久しぶりにミヒャエル・エンデの『モモ』を読み返してみたくなりました。時間泥棒に勧められるがままに時間を節約しはじめてしまった大人達が何を手に入れて、何を失ったのか。現代社会に活きる身としては、少しばかり耳が痛いお話ではありますが・・・近々、実家に行って読んでこようかな。

【参考にしたWebサイト】
・ファスト映画・倍速視聴、「タイパ至上主義」が奪うもの
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2021101500006.html?page=1
※前半部分は無料で読めます

・10分で結末「ファスト映画」はびこる背景 投稿者が語った「錯覚」とは
https://www.jiji.com/jc/v4?id=202107fehh0001

・ファスト映画だけでは終わらないファスト問題
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2109/30/news159.html

【最近読んだ本】
・『わかりやすさの罪』武田砂鉄/朝日新聞出版

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