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明るく楽しく働くためのIDEA-MAGAZINE

娯楽が生む心の健康

今年の夏はコロナ禍で、記録的な長雨、大雨となり避難生活を経験された方もいたかもしれません。

非常食や電源、着替えといった「衣食住」に関するものはもちろんなのですが
「非常持ち出し袋」に是非、忍ばせて頂きたいものを一つご紹介したいと思います。

それは
トランプやオセロ、麻雀、ジェンガなど、知らない人同士、立場を超えて老若男女を問わず、誰とでも打ち解けられるテーブルゲームです。

慣れない避難生活では心身ともに疲労困憊し、苛ついて他の避難者だけではなく家族にもあたってしまうということは珍しくはないそうです。

そこで、このテーブルゲームの登場です。

ゲームという限られた空間では、社会的背景を背負わず参加者が皆対等な立場でいることができます。
また、スマホやパソコンのゲームと違い、テーブルを挟んで相手と向き合うため、自然と会話も生まれます。
作戦を練ったり、目の前の相手の表情を読んだり、駆け引きをしたりと想像力と思考力もはたらきます。

なるほど、テーブルゲームが、知育玩具や成人の脳トレとして推奨されたり、ビジネスで研修に活用されたりすることがあるワケです。

何より、ゲームは負けると悔しいですが、それ以外には失うものがないのも魅力です。

テーブルゲームが、避難先で見知らぬ人同士のコミュニケーションを生み、何より必要だった笑いをもたらした。ということを聞いた事があります。

人との交流、そして脳の活性化に役立つテーブルゲームは、被災時にも役立つようです。

もしかしたらすでに非常持ち出し袋のなかに備えている方もいらっしゃるかも
しれませんね。

人間は娯楽なくしては生きられない生き物ともいいます。
備えあれば憂いなしです。

電源も必要なく、比較的小型のものが多く揃っていますので
「非常持ち出し袋」の中に一つ入れていても邪魔にはなりません。

防災の日も近いので、賞味期限が切れそうな非常食のチェック(笑)とともに
見直してみてはいかがでしょうか。

それでは、次回までお元気で!!

text by Sachiko Aihara
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