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明るく楽しく働くためのIDEA-MAGAZINE

アナログですから

みなさま、こんにちは。

『三寒四温』どころか『一寒六温』なのでは?と思いつつ、春の足音を少しずつ感じています。
コーディネーターの手倉森です。

完全に私事ですが、毎年恒例の年賀状を、今年はお休みしました。

年明けまでの残り日数とにらめっこしながらコメントを書く…という工程から解放されてホッとしたのは事実ですが、いざ出さないとなるとどうも落ち着きません。

例年送っている先は小学生時代の担任の先生や大学時代の恩師など、人生の大先輩ばかり。
自分の親から見てもお兄さん/お姉さんにあたる方も多いとなれば、「今年のご挨拶が最後」なんてことにもなりかねない。

と思いまして、昨年末から「クリスマスカード」と「寒中見舞い」をせっせと仕込んでみました。
ご迷惑にならないかしら、“送った先がクリスマスNGのご家庭だったらどうしよう”などとビクビクしながら投函したのですが、これが大当たり。

特にクリスマスカードは「子どもが大喜びしてる!」や「気持ちが明るくなった」と非常に嬉しい反応をいただきました。
元担任の先生に至っては、丁寧なお礼の葉書(しかも達筆)までいただいて、嬉しいやら恐縮するやら。
「届くまでに時間がかかる」「手書き」と実にアナログなやり取りでしたが、目で見るだけのコミュニケーションよりもずっと印象に残るのだなぁ…と図らずも実感させられました。

『見えて聞こえるだけの空間や物体はいわば幽霊と同じだが、物体に触ることができて初めて人はそれを実物だと実感する。
また、何かに触れたり触れられたりすることで初めて、自分がそこに存在していると意識することもできる』

いかにテクノロジーが発展しようとも、生身の人間である私たちはアナログなコミュニケーションをどこかで欲しているのではないでしょうか。
とは言っても、「ソーシャルディスタンス」を気にすることなく安心して過ごせる日常はまだ少し先になりそうです。

「あの人、元気にしてるかな」「急に電話したら迷惑かな」なんて思った貴方。たまには、お便りを出すのも良いものですよ。

こんな時だからこそ、貴重なアナログコミュニケーションの機会を大切に過ごしていきたいものです。

 

参考:

-[特集] VRが社会を変える-《解説》 五感のバーチャル化
https://www.mizuho-ir.co.jp/publication/navis/031/kaisetsu.html

人間の五感は「オンライン」だけで相手を信頼しないようにできている──霊長類の第一人者・山極京大総長にチームの起源について聞いてみた
( https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001351.html )

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