経験があるのに転職がうまくいかない-40代・50代の「壁」

蒸し暑い日々が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
転職活動している方は、息苦しい蒸し暑さに辟易しつつ、選考がなかなかうまくいかないという方は尚の事でしょう。
特にミドル~シニアにかけての年代の方となると、、、
「マネジメント経験もある」「現場で数々の実績を積んできた」──にもかかわらず、思うような転職ができない。
40代・50代のミドル・シニア層の方から、相談されることが近年とても増えています。
2025年現在、転職市場は確かに活況です。しかし、その多くは20代・30代の即戦力人材や、ピンポイントな専門職に集中しており、40代・50代は「選ばれるための戦略」が必要になります。
■ 「年齢」という壁
企業が年齢そのものを問題にするというよりは、むしろ、「年齢相応の役割・能力があるか」がという部分であるように思えます。
よく聞く企業側の懸念は、、、
変化に対する柔軟性があるか?(ITリテラシーなど)
年下の上司・同僚との関係を築けるか?
マネジメント経験があっても、プレイングスキルは今も通用するか?
給与やポジションに対して現実的な期待を持っているか?
つまり、「過去の実績」だけではなく、「これからどう貢献できるか」を伝えられるかがポイント!
■ ミドル・シニアに求められているのは「バランス力」
最近の採用市場では、次のような40代・50代人材が特に求められています。
部門の橋渡しができる「ミドルマネージャー」
専門性+育成力を持った「技術リーダー」
中小企業やスタートアップにおける「経営視点を持った」人材
また、コンサルティングファームやIT系企業では、業界知識を活かしながら「顧客との関係構築」を担うポジションも増えており、「人間力」「信頼を築ける力」が重要な評価軸になっています。
今、キャリアの最終章に差しかかっているからこそ、「これまでの経験をどう活かし、どう次に繋げるか」を丁寧に設計する必要があります。
焦りの気持ちにまかせて無闇に書類を採用企業に送るより、自分の場合、懸念されると思われる点はどこか、自分のキャリアの特色はどういったものなのかという点について整理して、違った視点をもった他者からアドバイスをもらうのがよいのではないでしょうか?
AIを活用してみるのもよいかもしれませんね。
あ、くれぐれも個人情報は入力しないようにお気をつけください。
ではまた次回。