『言葉の選択肢』

みなさま、こんにちは。
今年も紫外線が気になる季節になってまいりました。
使い心地のよい日焼け止めと出逢えて、ちょっぴりご機嫌なコーディネーター:手倉森です。
連休も終わり、この春から新しい生活が始まった方も環境・お仕事・学業など、少しずつ馴れてきた頃でしょうか。
連休でホッとひと息ついたところで体調を崩してしまった、という声も聞かれます。
みなさま、くれぐれもご自愛くださいませ(なお私は連休初日に風邪をひいたおかげで、連休はずっと静養期間でした…)
さて先日、何気なくSNSを眺めていましたら
『若い人と話している時に“深刻”という言葉を使ったら、そんな言葉は普段使わないですよ!と言われた』という主旨の投稿を見かけました。
細かいニュアンスや状況は(もしかしたら)違っていたかもしれませんが…大まかな主旨としては、そんな内容だったと記憶しています。
この投稿者さんが『“深刻”じゃなくて”ヤバい”と言っておけばよかったのかも』という趣旨の投稿もされていらしたのを見て、言葉ってこうして変わって(消えて)いくものなのかも…と、少しばかりしんみりと考え込んでしまいました。
難しい単語や言い回しを使うべし!とは思いませんが、身近な知り合いとのやり取りひとつを思い返してみても
・きれい/かっこいい/愛らしい/おしゃれ→かわいい
・恐ろしい/すごい/美味しい/危ない→ヤバい
…他人様の発言をとやかく言えたものではない、そんな状況だったことに(今更)気付きました。
この流れが行きすぎると『1984』に登場するニュースピークに到達してしまいそうです。
「わかりやすく」「伝わりやすく」「簡単に」「一言で」などを気にするあまり、言葉・単語チョイスが限定されがちなのは、誰しもありがちな現象なのかもしれません。
が、言い回しや単語…いわゆる“語彙力”は豊富にしておいてソンはないはず。
「この意味で使える言い回し、他にないかな?」と気にしてみるだけでも、選択の幅は広がりそうな気がします。
あとは沢山の文章に触れること、読むこと、でしょうか。
まずは手始めに、“積ん読”になっている小説を開いてみることにいたします…