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明るく楽しく働くためのIDEA-MAGAZINE

デジタルクローンの時代

進化を続けるAI。
その人個人の行動や思考までをも装備したデジタルクローンの実装が始まっているようです。

例えば、株式会社オルツ社では、各従業員のデジタルクローンが従業員の業務時間外や業務と並行して稼働し、
ほかの従業員からの質問や簡単な依頼に対応する実証実験を行い、デジタルクローンが働いた時間に対して給与が支払われる制度を設けているとか。

(出所:ZDNET Japan CIO/経営 トップインタビュー)
https://japan.zdnet.com/article/35222391/

1日24時間の内、仕事に携われる時間は何時間くらいになりますか?
AIに任せられる業務や任せることでスピーディに業務を進められることが出来れば、生産性が低いと言われる日本の生産性も高まるかもしれません。

また、オンライン上でのやり取りであれば自身のデジタルクローンが、会議や商談に出席して対応、そして要点をまとめ自身に報告してくれて、自身は最終的に必要な業務・判断をすればよいなんて未来が間もなくやってくるのでしょうか。

育児・介護などの時間は、デジタルクローンが働いてくれたり、外国市場の開拓では、デジタルクローンが24時間いつでも、また、瞬時に対象国の言葉で商談したり、長時間の移動や休暇中もデジタルクローンは休むことなく働いてくれたり、おまけにデジタルクローン分の報酬も得られたり、生身の人間の働き方が変わり、社会の問題も解決する1手段としても期待したいですね。

当然、デジタルクローンが作成される過程や管理の中では、プライバシーやセキュリティ、倫理問題など課題も多く論議されていることになるでしょう。
でも、私が生きている間にデジタルクローンが一人ひとりにいる、そんな未来に遭遇してみたいワクワク感を抱いています。

text by Yukihiro Nikai
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